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はぐれフェアリーと共に

「さっきはありがと、助かったわ」
居心地がいいのか、三色ゼリーが両肩と頭上でくつろぎ始めている中、
襲われていたフェアリーに事情を聴いていた。
「ホントは私、この奥にあるイスピーナ森林に住んでるのよ」
「それじゃどうしてここで襲われてたの?」
「用事があって、フェアリーたちと一緒にこのイスピーナの丘陵まできたんだけど、途中ではぐれちゃって…。
みんなを探しているときに、下っ端盗賊のヤツに見つかっちゃったの」
「そうだったのか」

「あいつらね、私たちの羽が欲しいみたいなの。装飾品として高値で売れるんだって」
「たしかに、キラキラしてすごく綺麗だな…」
指を伸ばしてそっと触れてみると、羽は太陽の反射光で七色に輝く。
「あ……、触っちゃダメ!」
すぐさま持っていた木の棒でこつん、と頭を叩かれた。
ゼリーたちの攻撃よりも何気に痛い。

挿絵1

「もーっ、むやみに女の子の羽に触ったらダメなのよ」
「ご、ごめん」
そんなローカルルールがあったとは…。
「それにしても、他の皆が同じように下っ端盗賊に襲われてないか心配…。
かといって、この辺りには全然詳しくないし…」

「なーんだ、それなら俺についてくるといいよ」
どうせ行く当ては無いし、一緒だと楽しそうかもと、
あまり考えず、気楽な提案を投げかけてみる。
「えっ?キミ、イスピーナ丘陵詳しいの?」

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